〈コロナ後を見据えて〉「朗読ボランティア勉強会No.1」
去る、6月11日(日)10:30~12:00に朗文ホールにて、高齢者向けの朗読ボランティア勉強会を開催しました。定員は10名で、全員定刻に集まり、和やかにスタートしました。
はじめに、日本が2007年から超高齢社会に突入していて、現在高齢化率が世界一であること、しかし平均寿命と健康寿命の差が10年もあり、介護を必要とする期間が他の国より長いことを説明し、これからは、健康寿命を延ばす努力が必要であることを述べました。介護予防の三本柱(①運動②栄養③口腔ケア)の1つ、口腔ケアが現時点では、ほとんど実施されていません。
食物を飲み込む力が衰えないように、嚥下力を鍛える必要があるのです。そこで、朗読の発声や調音トレーニングが口腔ケアにつながることを明らかにし、今まで私たちが学んできた朗読の基本練習が介護予防の口腔ケアにも役立つことをお伝えしました。
これからの朗読ボランティア活動を考える上で、朗読を聴いていただくのに加えて、参加者にも声を出してもらうような朗読指導を含めたプログラム構成を提案しました。
今回の勉強会では、日本が抱える状況を知り、必要とされている朗読ボランティアの知識を深めることで、実践に役立てて欲しいとした内容となりました。(鈴江)
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